イーサリアム(ETH)とは?初心者向けに仕組みと将来性をわかりやすく解説

この前、仮想通貨投資を始めました。

最初はビットコインだけに投資をしていましたが、
最近イーサリアムも聞くようになったので、どんなものか教えてください!

本日は、こんなお悩みを持つ人に向けて記事を書きました!

この記事では、イーサリアムの基本的な仕組みから今後、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
ビットコインとの違いや投資対象としての魅力も含め、イーサリアムの全体像を理解できる内容になっています。

イーサリアムとは?ビットコインとの違いを簡単に説明

イーサリアムについて調べ始めると、「通貨なのか技術なのか」がわかりにくいと感じる方も多いでしょう。実はイーサリアムはビットコインとは根本的に目的が異なる存在です。

ビットコインが主に決済や価値の保存に特化しているのに対し、イーサリアムは様々なアプリケーションを動かすための機能を持つブロックチェーンとして設計されています。この違いを理解することが、イーサリアムの本質を掴む第一歩になります。

イーサリアムは「プラットフォーム機能を持つブロックチェーン」

イーサリアムを理解する上で最も重要なのが、これは単なる仮想通貨ではないという点です。

正確にはイーサリアムはブロックチェーンの名称であり、その上で使われる暗号資産(仮想通貨)が「イーサ(ETH)」と呼ばれていますスマートフォンで例えるなら、iOSやAndroidのような「アプリが動く基盤」の役割を果たすのがイーサリアムで、その中で使われる通貨がETHというイメージです。

このブロックチェーン上では、誰でも自由にアプリケーションを開発して公開できます。ゲーム、金融サービス、NFTマーケットプレイスなど、様々なサービスがイーサリアム上で動いており、それらのサービスを利用する際の手数料としてETHが必要になる仕組みです。つまりイーサリアムの利用者が増えるほど、ETHの需要も高まるという構造になっています。

ビットコインは「デジタルゴールド」、イーサリアムは「デジタル都市」

両者の違いを端的に表すなら、ビットコインは価値を長期的に蓄えるための「金庫」、イーサリアムはさまざまな経済活動やサービスが展開される「都市」といえます。

処理速度にも違いがあります。
ビットコインは約10分に1回ブロックが生成されるのに対し、イーサリアムは約12秒ごとにブロックが生成されます。

これは、イーサリアムがスマートコントラクトや分散型アプリ(DApps)など、多くの処理をスムーズに実行することを目的に設計されているためです。

一方、ビットコインは送金と価値の保存を主な目的としており、ブロック生成間隔を長めに取ることで、ネットワーク全体の安定性と実績に基づく高い安全性を重視しています。

なお、イーサリアムもセキュリティが低いわけではなく、現在はPoS(プルーフ・オブ・ステーク)による仕組みで、別の方法から安全性を確保しています。
このように、両者は「目的の違い」によって処理速度と設計思想が異なっています。

投資対象としてみた場合
  • ビットコインは価格変動はあるものの、供給量が決まっていることから「資産を守る・保存する」役割が意識されやすい存在です。
  • イーサリアムは、スマートコントラクトや分散型アプリの成長とともに価値が高まる可能性があり、「技術やエコシステムの発展に期待する投資」という側面が強いといえます。

イーサリアムの圧倒的な市場シェアと実績

時価総額ランキングでは長年ビットコインに次ぐ第2位を維持しており、2025年時点でも数千億ドル規模と、他のアルトコインを大きく引き離しています。

特に注目すべきなのが、実際の利用実績です。
NFT取引ではイーサリアムが依然として最大のシェアを持ち、分散型金融(DeFi)の分野でも、預かり資産の過半数がイーサリアム系の仕組み上で運用されています。
このように、多くのサービスや資産が集まっている点が大きな特徴です。

また、JPモルガンをはじめとする金融機関や、マイクロソフトなどの大手企業が、イーサリアムの技術やエコシステムを業務やサービスに活用していることも、信頼性の高さを裏付けています。

こうした実績から、イーサリアムは単なる投機対象ではなく、実際に社会で使われているブロックチェーン基盤として広く認知されているのです。

イーサリアムの3つの特徴|何ができるの?

イーサリアムが単なる仮想通貨と違う点は、その多機能性にあります。

スマートコントラクト、DApps、柔軟な発行設計という3つの特徴が、イーサリアムを次世代インターネットの基盤として機能させています。ここからは、それぞれの特徴が具体的にどんな価値を生み出しているのか見ていきましょう。

スマートコントラクト|契約を自動で実行できる仕組み

スマートコントラクトは、イーサリアム最大の特徴といえる技術です。

簡単に言えば、条件が満たされたら自動的に契約が実行される仕組みのことです。自動販売機をイメージするとわかりやすいでしょう。お金を入れてボタンを押せば、人の手を介さず商品が出てきます。これと同じように、あらかじめ設定した条件が整えば、契約内容が自動的に履行されます。

従来の契約では、銀行や不動産会社、保険会社といった仲介者が必要でした。しかしスマートコントラクトを使えば、こうした仲介者なしで取引が完結します。

例えば保険では、台風の発生などが公的なデータで確認された場合に、条件を満たせば自動的に保険金が支払われる仕組みを作ることが可能です。また不動産分野でも、代金の入金を確認した時点で、ブロックチェーン上の契約状態や権利情報を自動的に更新するといった活用が進んでいます。

仲介者が不要になることで、手数料が削減され、処理時間も短縮されます。さらにブロックチェーン上に記録されるため改ざんができず、透明性と信頼性が担保されるのです。
これまでの知見から特に大切だと考える点は、この技術が金融だけでなく、物流や医療、行政サービスなど幅広い分野で応用可能だということです。

DApps(分散型アプリ)|イーサリアム上で動くアプリ

スマートコントラクトを活用して作られるのが、DApps(分散型アプリケーション)です。

DAppsの最大の特徴は、特定の管理者や企業が存在しないという点にあります。従来のアプリはGoogleやAppleといった企業が運営していますが、DAppsはブロックチェーン上で自律的に動作します。そのため、サービスの停止や一方的な規約変更といったリスクが極めて低くなります。

代表的なDAppsとしては、NFTマーケットプレイスの「OpenSea」、分散型取引所の「Uniswap」、ゲームの「Axie Infinity」などがあります。これらはすべてイーサリアム上で動いており、ユーザーのデータは個人が管理し、取引履歴はすべて透明に記録されています。

現在、イーサリアム上では数千ものDAppsが稼働しており、日々新しいサービスが生まれています。こうしたアプリが増えるほど、イーサリアムの需要も高まり、ETHの価値が支えられる構造になっているのです。

発行上限がない|ビットコインとの大きな違い

イーサリアムの発行設計は、ビットコインとは対照的なアプローチを取っています。

ビットコインは発行上限を2,100万枚と定めることで、強い希少性を持つ設計になっています。一方、イーサリアムにはビットコインのような固定の発行上限は設けられていません。これは、単なる希少性よりも、ネットワークとしての実用性や持続性を重視した結果だといえます。

ただし、イーサリアムが無制限に発行され続けるわけではありません。発行量はプロトコルによって管理されており、特に2022年の大型アップデート「The Merge」以降は、新規発行量が大幅に抑えられました。さらに、取引手数料の一部が消却(バーン)される仕組みにより、ネットワークの利用が活発な時期には、発行量を上回るETHが消却されることもあります。

発行上限がない点は一見デメリットに見えるかもしれませんが、長期的にプラットフォームを運営するには、状況に応じて供給を調整できる柔軟性が重要です。イーサリアムは主にブロックチェーンのインフラとして設計されており、ネットワークの安全性維持や開発を支えるため、あえて固定上限を設けない仕組みを採用しています。

イーサリアムのメリット4つ|投資対象としての魅力

投資対象としてイーサリアムを見たとき、ビットコインにはない独自の強みがいくつもあります。

実用性の高さ、機関投資家からの信頼、環境への配慮、そして買いやすさという4つの観点から、イーサリアムの投資価値を整理していきます。

NFT・DeFiブームの中心的存在

イーサリアムの最大の強みは、成長する市場の中心的な基盤であることです。

2025年時点でも、世界のNFT取引の大部分がイーサリアム系で行われており、そのシェアは約60%程度といわれています。デジタルアートから音楽、ゲームアイテム、会員権まで、あらゆるNFTがイーサリアムのブロックチェーン上で発行されているのです。

また、分散型金融(DeFi)分野でも、総預かり資産の過半数がイーサリアム上のプロトコルに集まっていることが多くのデータで確認されています。

こうした市場が成長すればするほど、基盤となるイーサリアムへの需要も高まります。各サービスの利用時には手数料としてETHが必要になるため、利用者の増加がそのままETHの需要増加につながる構造です。

大手企業・機関投資家からの信頼が厚い

技術としての信頼性の高さも、イーサリアムの重要な強みです。

かつてはマイクロソフトがイーサリアムを土台にした「Azure Blockchain Service」を提供し、JPモルガンも独自のイーサリアム系ブロックチェーン「Quorum」を開発するなど、早い段階から企業向けの活用が進んできました。その後、Quorumはイーサリアム開発企業ConsenSysに引き継がれ、現在も企業向けソリューションとして利用されています。

2024年には米国でイーサリアムの現物ETFが承認され、機関投資家が参入しやすい環境が整いました。ビットコインETFに続く形での承認は、イーサリアムが単なる投機資産ではなく、正当な投資対象として認められた証といえます。

ETFとは?

ETF(上場投資信託)は、株式と同じように証券会社で売買できる投資信託のことで、イーサリアムETFなら直接イーサ(ETH)を買わなくても、証券口座から手軽にイーサリアムに投資できる仕組みです。

機関投資家の参入は市場の安定化にもつながります。個人投資家中心の市場に比べ、大口資金が入ることで価格変動が穏やかになり、長期的な成長が期待できる環境が整っていくのです。

アップデート(The Merge)で環境負荷が大幅削減

2022年9月に実施された大型アップデート「The Merge」は、イーサリアムにとって歴史的な転換点でした。

このアップデートで、イーサリアムは従来の「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」から「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」へと移行しました。その結果、消費電力が大幅に削減され、環境への負荷が劇的に低下したのです。

ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の観点からも、環境負荷の低いイーサリアムは評価されやすくなっています。機関投資家の多くがESG基準を重視する中、この特性は長期的な投資価値を高める要因といえるでしょう。

ビットコインの次に購入しやすい

実際に投資を始める際の利便性も、イーサリアムの大きなメリットです。

国内の主要取引所ではほぼ例外なくETHを取り扱っており、購入場所が豊富です。
また、情報や解説が多く、日本語でもネット記事や動画、レポートが充実しています。流動性も高く、売買が成立しやすい点は、初心者にとって安心できるポイントです。

イーサリアムのデメリット2つ|知っておくべき注意点

投資を検討する上では、メリットだけでなくリスクも正直に理解しておく必要があります。

手数料の問題、価格変動の大きさという2つの観点から、イーサリアム投資のリスクを見ていきましょう。

ガス代(手数料)が高くなる時がある

イーサリアム利用時の最大の課題が、ガス代と呼ばれる手数料の問題です。

イーサリアムで取引やスマートコントラクトを実行するには「ガス代」と呼ばれる手数料が必要です。利用者が増えるほどネットワークが混雑しやすくなり、ガス代は高騰しやすい仕組みになっています。

ただし対策もあります。ネットワークが空いている時間帯を狙って取引する、レイヤー2ソリューション(Arbitrum、Optimismなど)を活用する、といった方法で手数料を抑えることが可能です。

今後の技術アップデートでもこの問題は改善されていく見込みですが、現時点では注意すべきポイントといえます。

価格変動(ボラティリティ)が大きい

仮想通貨全般に言えることですが、イーサリアムも価格変動が非常に激しい資産です。

株式市場では1日に数%の変動で大きなニュースになりますが、イーサリアムでは1日で10%以上動くことも珍しくありません。2021年には最高値から約80%下落する局面もあり、短期的には大きな含み損を抱える可能性があります。

この価格変動の大きさは、投資のタイミングによって結果が大きく変わることを意味します。高値で購入してしまうと、元の水準に戻るまで数年かかることもあります。
こうした変動に一喜一憂せず、長期的な視点を持つことが何より重要です。

短期的な値動きに惑わされず、技術と市場の成長を信じて保有し続ける姿勢が、仮想通貨投資では特に大切だと考えています。

イーサリアムの将来性は?今後の成長ポイント

ここまでメリットとデメリットを見てきましたが、長期的な視点でイーサリアムの将来性はどうでしょうか。

Web3時代の基盤、継続的な技術進化、規制環境の整備という3つの観点から、今後の成長可能性を考えていきます。

Web3時代の「土台」になる可能性

次世代インターネットと呼ばれるWeb3の中心に、イーサリアムは位置しています。

Web3とは、GAFAのような巨大企業が支配する現在のインターネット(Web2)とは異なり、個人がデータを所有し、分散的に管理される新しいインターネットの形です。メタバース、NFT、DAO(分散型自律組織)といった新しい概念は、すべてこのWeb3の文脈で語られています。

そしてこれらの技術基盤として最も採用されているのがイーサリアムです。バーチャル空間での土地取引、デジタルアイデンティティの管理・利用、DAO(分散型自律組織)によるコミュニティ運営・意思決定など、Web3で想定される様々な活動が、イーサリアム上で実現されつつあります。

もしWeb3が本格的に普及すれば、イーサリアムはインターネットのインフラそのものになる可能性があります。現在のインターネットプロトコル(TCP/IPなど)と同じように、意識されないレベルで社会に組み込まれていく未来も考えられるのです。

イーサリアム2.0の進化が続いている

技術面での進化も、将来性を支える重要な要素です。

「The Merge」で大きな転換を果たしたイーサリアムですが、これは終着点ではありません。次のステップとして「シャーディング」という技術の実装が予定されています。これはデータベースを分割して処理能力を飛躍的に向上させる技術で、実現すれば取引処理速度が現在の数十倍から数百倍になるとされています。

現在の課題である処理速度の遅さやガス代の高さは、このアップデートによって大きく改善される見込みです。技術的な課題が解決されれば、より多くのユーザーや企業がイーサリアムを採用しやすくなり、実需に基づいた需要拡大が期待できます。

実際に、シャーディング技術は既に部分的に導入されており、2025年のFusakaアップデートでさらに改善が進んでいます。ただし完全な実装には今後数年をかけた段階的な開発が必要とされています。

規制の明確化で機関投資家の参入加速

法規制の整備も、今後の成長を左右する重要な要因です。

現在、世界各国で仮想通貨に関する規制の枠組みが整備されつつあります。日本でも2023年6月に改正資金決済法が施行され、法定通貨担保型ステーブルコインの発行・取扱いが法的に明確化されました。

規制が明確になることは、一見ネガティブに思えるかもしれません。しかし機関投資家の立場では、ルールが不明確な市場には参入できません。法的な枠組みが整備されることで、年金基金や保険会社といった大口資金が流入しやすい環境が整うのです。

実際、イーサリアムETFの承認は、規制当局が暗号資産を正式な投資対象として認めた証といえます。今後さらに規制が整備されれば、機関投資家の参入が加速し、市場が成熟していくと考えられます。市場の成熟は価格の安定化にもつながり、長期的な資産形成の選択肢としての地位を確立していくでしょう。

まとめ|イーサリアムはビットコインの次におすすめの仮想通貨

イーサリアムは単なる仮想通貨ではなく、次世代インターネットを支える技術基盤として機能しています。スマートコントラクトによる自動契約、DAppsによる分散型サービス、NFTやDeFiの中心的プラットフォームとして、すでに広く実用されている点が最大の強みです。

投資対象として見た場合、機関投資家からの信頼、環境への配慮、継続的な技術進化などの要素が、今後の成長を後押しする要因として期待できます。
ただしガス代の高さや価格変動の大きさといったリスクも存在するため、余剰資金の範囲内で長期的な視点を持って投資することが重要です。

イーサリアム投資を始めたい方へ

イーサの購入は、国内の主要取引所で簡単に始められます。まずは少額からスタートして、実際の値動きや仕組みに慣れることをお勧めします。

初心者におすすめの国内取引所はコインチェックやGMOコインなど金融庁に登録された大手取引所がおすすめです。

GMOコインの口座開設~具体的な購入手順については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
※購入手順の際、ビットコインの購入手順の説明してますが、イーサを購入する場合も同じ手順で購入できます。

イーサリアムに関するよくある質問(FAQ)

Q
イーサリアムはいくらから買えますか?
A

取引所やその時のイーサリアムの価格によって変わりますが、コインチェックなら500円(相当額)から、GMOコインの販売所なら約50円(0.0001ETH)から購入可能です。
※上記の円換算額は1ETH=約50万円と仮定した場合

Q
ビットコインとイーサリアム、どちらを買うべき?
A

目的によって選択が変わりますが、両方を分散保有するのも一つの方法です。

資産の防衛や価値の保存を重視するなら、発行上限があり「デジタルゴールド」としての性格を持つビットコインが向いています。
一方、技術の成長性や実用性に期待するなら、プラットフォームとして発展し続けるイーサリアムが選択肢になります。

Q
イーサリアムとイーサ(ETH)は違うの?
A

厳密には異なりますが、一般的には同じ意味で使われています。

イーサリアムはプラットフォームの名称で、その上で使われる仮想通貨の単位が「イーサ(ETH)」です。例えるなら、スマートフォンのiOSが「イーサリアム」で、App Storeで使うお金が「イーサ」というイメージです。

日常会話では「イーサリアムを買う」と言いますが、正確には「ETHを買う」ということになります。ただし実用上はどちらで呼んでも問題なく、取引所でも「イーサリアム」として表示されていることが多いです。

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